第96回箱根駅伝予選会は私の中では波乱すぎた。さすが戦国時代。
10月26日(土)に2020年1月2日と3日に行われる第96回箱根駅伝の予選会が行われました。
箱根駅伝は、東京大手町から神奈川県の箱根の間を往復する年始の風物詩の大学スポーツとなっております。
私は箱根駅伝が大好き
ドキュメンタリーなども見て、舞台の裏側や選手の持つバックグラウンドを知った上で観戦すると、「どうゆう思いで大会に臨んでいるのか・いたのか」「どんなトレーニングを積んで走っているのか・走っていたのか」「その結果どうだったのか」など、過程を見た上で結果を見るのが好きなんですよね。
レースだけを見るとただ走っているだけに感じますが、ともに厳しいトレーニングをしてきた仲間への思いや、身の回りへの恩返しなど、様々な思いが巡っているのです。
第96回箱根駅伝予選会
毎年箱根駅伝予選会は、東京都立川にある自衛隊駐屯地をスタートをし、立川市内~昭和記念公園を走ってゴールになります。距離はハーフマラソンで約21キロほど走ります。
箱根駅伝も全ての区間が20キロ近くあるため、予選会でのタイムが各チームで誰が本戦を走るのか、出場条件の指標の一つになるでしょう。(他にもチーム内選考レースが色々あります。全日本大学駅伝とか、世田谷ハーフマラソンとか。)
もちろん、10月に行われる予選会と1月に行われる本戦とでは気象条件も異なるため、ここで記録を残せなかったからとなっても、まだ2カ月トレーニングを積めますしコンディションも調整出来るので、選手達にはまだまだチャンスはあります。
私が波乱だと思った結果は
予選会1位はまさかの「東京国際大学」でした!タイムは10時間47分ほど。
早稲田・日体大・明治などの伝統校を抑えての1位です。
東京国際は外国人留学生がいるため、タイムを思いっきり稼いだのでしょう。
日本人トップも東京国際の選手で、他の学生もかなり好成績でした。
そのあとの2~5位は、神奈川・日体大・明治・創価はまぁ分かります。
創価も年々安定した強さをつけてきていますね。
そして、まさかの6位です。
筑波大学です!!
筑波大学は26年ぶりの本大会出場だそうです。
2017年や2018年のときの予選会は、18位とか19位?くらいとのことだったので、
飛び級しまくりですね( ゚Д゚)
ちなみに、青山学院が久しぶりに本戦に出た時は約半世紀ぶりだったそうです。
今では箱根駅伝上位校に名を連ねていますが、今年はどうなるのか。
今まで出場していなかった大学が本戦に進むということは、今まで出場していた大学が本戦に出れないということになります。
それが山梨学院でした。
まさかの17位と、本戦出場の10位までとかなりかけ離れた結果となりました。
33年ぶりに襷が繋げないことになります。
山梨学院大学は、今マラソンで頑張っている井上大仁選手の母校ですね。
毎年留学生を要しながら、チームとしては箱根駅伝本戦でも上位に食い込めない状況が続いていた中、予選落ちというまさかの結果でした。
2018年の予選会との比較
2019年の予選会1位通過の東京国際大学のタイムは約10時間47分。
このタイムは早いのか否か・・・
昨年2018年の予選会のトップは駒澤大学でしたがこの時のタイムが驚愕です。
駒澤大学の大八木監督もかなりびっくりしてました。「早すぎじゃね!?」って。w
それが、10時間29分58秒。
予選会は12人走って、上位10人の合計タイムで出場かどうかが決定します。
10時間29分を単純に10で割ると、一人1時間3分切っています。
フルマラソンだったら2時間6分です。(もちろん、ハーフマラソンと同じペースでフルマラソンは走れませんのであくまで参考レベルですが)
今年の東京国際を昨年の出場校と比べると、
【2019年予選会1位:東京国際】
・10時間47分29秒
【2018年予選会11位:上武大学】
・10時間46分51秒
今年は上位10校までですが、昨年は11校まで出場しました。
昨年ぎりぎりの上武大学より遅いタイムだったわけです。今年の予選会1位が。
単純に、今年の予選会チームが昨年走っていたら、どのチームも本戦を走れなかったことになります。
「では今年は全体的にレベルが低かったのか?」
それは素人の私には判断が出来ません。
ただ一つ言えるのは、今年は予選会当日がマラソン・駅伝をするには、気温が高かったそうです。確か24度ほど。
昭和記念公園に入ると、アップダウンが増えてフィジカル的にもメンタル的にもかなりやられるコースらしいです。「相当な力がないと、この暑い中、選手は力を出し切るのは難しい」と、現日清食品の村澤選手(東海大OB、佐久長聖高校出身)が、当時話していました。
第96回箱根駅伝の勝手な見解
本戦までに、全日本大学駅でもありますし、世田谷ハーフマラソンなど地域の主要大会にも各選手は出場をして調整・トレーニングをするので、まだまだ伸びしろが各チームにあります。
なので、現段階で考えると・・・
1位:駒澤大学
2位:東洋大学
3位:東海大学
4位:青山学院大学
5位:帝京大学
6位:國學院大學
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と来るのではないのでしょうか。
1位に駒澤にした理由は、やはり大八木監督の指導力と、今の上級生が1~2年生の頃から出ている選手も多く、経験・能力も高いことにあると思います。また大型新人も入ったそうなので、チーム層がより厚くなったのではないでしょうか。
2位に東洋大学にした理由は、約10年ほど連続で箱根駅伝2~3位を保ち続けています。1位がどうしても獲れない状況が続いていますが、出雲・全日本の成績がそこまで上ではなくても、箱根駅伝では絶妙に調整してくるイメージがあります。
3位に東海大学にした理由は、やはり前回95回大会で優勝したメンバーが多く残っているから、です。区間賞や区間記録を残した選手も複数いるため、潜在能力は高いと思います。黄金世代も最終学年になり、大会に懸ける思いは例年以上だと思います。
ただ、黄金世代が1年生の時に、「周りからちやほやされて調子に乗っていたところがあった」と、エースの舘澤選手(当時1年生)が語っていたので、前回優勝したことで調子に乗っていたら赤信号だと思っています。
4位に青山学院にした理由は、一回優勝から離れるとその後の優勝はなかなか難しいと思うからです。これはあくまで今まで見てた中での経験です。
過去優勝した駒澤大学も10年以上前に優勝した翌年は、10位以下になってしまい、予選会からスタートしています。それでも本戦では確か2位だったと思います。そのあたりから、平成の常勝軍団駒澤大学は優勝をしていません。
東洋も、柏原選手や設楽兄弟が卒業してから確か優勝がなかったと思います。
今年の青山学院はバケモノ級のエースがいるようにも思えませんし、出雲駅伝では4位?でした。ただ、常に試行錯誤しながらトレーニングメニューを考えている原監督がいるので、そこまで下位には落ちないという予想です。
5位を帝京大学にした理由は、ここ数年は常に安定して上位にいるからです。
それだけです。w
すみませんm(__)m
6位を國學院大學にした理由は、エースの浦野選手を筆頭に、他の選手もかなり力をつけてきている印象です。そもそも出雲駅伝で優勝すると思っていませんでしたし・・・
最後に駒澤大学を抜いて逆転勝ちをしたのですが、粘りもあるチームに仕上がりつつあるのでしょう。ただ、6位にしたのは、上に書いた大学ほど上位で戦える経験値がまだ少ないと感じたからです。
出雲駅伝はスピード駅伝と呼ばれており、1区間10キロ未満が多いです。
一方箱根駅伝は倍以上の20キロ超えです。
うまく距離・スタミナ・スピードをベストコンディションに持っていければ、もっと上位に行けると思っています。
ちなみに國學院大學の前田監督は、平成の常勝軍団と呼ばれた駒澤大学が初優勝したときのキャプテンだったと聞きました。
さすが戦国時代
毎年、駅伝が好きな友達とか会社の先輩と予想します。
「どこが来るかな~」
「〇〇大学は〇〇だから、優勝するかもよ?」
とか年末に近づくにつれて、その話ばかりです。
第96回は本当にどうなるか分かりませんが、上に書いた順位があたったら、誰か何かください。w
最近は朝は寒くなってきましたが、「いよいよ箱根駅伝だな!」って既に気持ちを準備させています。w
箱根駅伝が好きな方ともっと友達になりたいなー。w
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!